The Four Agreementsと、その著者ドン・ミゲル・ルイズの事.

目安時間 13分
こんにちは!セイブンです。

お元気でいらっしゃいますか?

今日もメルマガをお届けします。

今日のメルマガのタイトル/記事は「The Four Agreementsと、その著者ドン・ミゲル・ルイズの事」です。

The  Four Agreementsというのは、訳せば「4つの合意」という意味です。

この人については、是非書きたいと前々から思っていました。

僕が個人的に大きな影響を受けた人です。

彼の著作を僕が読み始めたのには、あるきっかけがありました。

僕はもうずっとアメリカに住んでいるのですが、ある時仕事でクライエントのお宅を訪問していました。

その頃やっていたのは、介護の仕事。

毎日、毎週、毎月、そのクライエントのお宅で過ごしていました。

必要に応じて、必要な事をやる。

当たり前です。それが仕事ですから。

でもやる事がない時には、当てがわれたデスクに座っていました。

そのデスクの上に置いてあったのが、このドン・ミゲル・ルイズの著書だったんですね。

それは彼の代表的な著作「The Four Agreements」でした。

このタイトルをその著作の内容とひとつにして、僕がギュッと要約。

そして紹介しますと、「この4つの事を心の習慣にしなさい。そうすれば、人生が内から外からガラリと変わりますよ」という事でした。

まだ日本にいる時に、この著者の事を一応は知っていました。

この代表作ではない別の著作を、日本の図書館で借りて少し読みましたから。日本語訳で。

でもそれほどには感じるところもないままで終わっていたんです。

そんな僕でしたが、ドン・ミゲル・ルイズのこの代表作「The Four Agreements」を読むのは初めてでした。

日本語に翻訳されたものを、日本で読んだ事もありません。

今に至るまで、僕が知っているのはこの英語版だけです。

この著作は1997年に、アメリカで英語の図書として初出版されました。

ただしこの著者はメキシコの人なので、のちに出版されたスペイン語版の方が、実は原著です。

母国語のスペイン語でこそ、著者としては言語的に本領が発揮できた事は間違いありません。

ただ残念ながら僕自身のスペイン語がまだ十分ではないので、今のところは原著で読む事はできないのですが。

仮にもスペイン語を学んでいる僕ですので、いずれはぜひスペイン語の原著で読みたい....と思っています。

話が逸れました。軌道修正して、ズバリこの著書の内容に入っていきたいと思います。

肝心なのはもちろん、それですから。

先ほど書いた「4つの事を心の習慣にすれば、人生が内も外もガラリと好転する」という事ですが、僕はその内のふたつから特に大きな影響を受けました。

そのひとつは「何事も私情で取るな」という教えです。

英語では「Don’t take anything personally」と言います。

どんな事も、私情で取るな。

その理由のひとつが、これです。

あなたをあなた自身として知っている人なんか、誰もいないから。

マア、あの人ったら私にこんな事して!あんな事を言って。私の事を何だと思っているのヨ!

なーんて言葉、よく聞きますよね。

時代劇であれば、こんな感じです。

おのれ、この狼藉者(ろうぜきもの)!拙者を----と知っての狼藉か!目に物見せてくれるわ!

僕自身もずっと、そうでした。

人の自分に対する言葉や振る舞いに、いちいち一喜一憂していたんです。

「あんないい事を言われた!」と大喜びして。でもその逆に「こんなひどい事をされた!」と怒り悲しみ、落ち込んでもいました。

でもこの著書「The Four Agreements」を通して、ドン・ミゲル・ルイズが教えてくれた。

それはカン違いなんだよ....と。

だってね。例えば誰かがあなたの事をバカだと思ったとしますよ。

それでその人が「誰々(あなたの事)はバカだ」というその思いを、言葉や振る舞いに現した...とします。

でもその人があなたの事をどう思おうと、あなたには関係ないんですよ。

だってそれ、実際にはあなたの事じゃなくて、その人の事だから。

ちょっとややこしくて、よくわからない?そうでしょうね。僕自身も「?」という感じでしたからね。

わかれば簡単な事なんですけど。

つまり、こういう事なんですよ。

「その人があなたの事をどんなにひどく悪く最低に思おうとも、あなた自身がそれに賛成しなければいい」。それだけの事でしょ?

その人が相手にしているのは、その人の心の中にいるあなたです。

そしてその人の心の中にいるあなたは、バカで最低で最悪の人間かも知れない。

でもそれはただのイメージです。

それは現実のあなた、本物のあなたじゃない。そうでしょ?

あなたがその事を事実としてはっきりとわかり、見えてさえいれば....

その誰かが心の中であなたの事をどう思おうと、あなたには関係ない。それはその人自身の問題です。

その人が心の中でつくった、あなたについての非現実的なイメージ。

その単なるあなたのイメージを、その人が現実のあなたに重ねて振る舞った...としてもですよ。

「そのイメージは現実の私ではない」と理解して、平然としていればいいだけの事なんです。

そうは言っても、なかなかそんな風に簡単には行かないヨ....。

イヤ、全くその通り。おっしゃる通りです。そう簡単には行かない。

だって僕達、人のどんな言葉も振る舞いも全部、個人的に私情で取るクセがついてますからね。

そういう心の習慣が完全に身についてて、それで長年生きて来ている。

僕自身も、かなり練習しました。

心の悪習慣を、矯正した訳ですね。

誰かの心の中にある、僕についてのネガティヴなイメージ。

そのイメージを現実の僕に重ねた誰かが、現実の僕に対してネガティヴな言葉を投げかけて来る。

あるいはネガティヴな振る舞いをする。

僕についてのそのネガティヴなイメージを、現実の僕そのものなのだ...と思い込んでね。

そんな時、何だこのヤロー!と私情で取りそうになる自分に「ちょっと待った!」をかける。

そして心の中で、「何事も私情で取らない!何事も私情で取らない!」と繰り返しました。

マア実際には英語で「Don't take anything  personally!Don't こtake anything personally!」とね。著者の言葉そのまんまで。

僕の車の中には、「DTAP」と書いた紙切れ。それが、パッと見えるところにあった。意図的にね。

DTAP。つまり「Don't take anything  personally」の頭文字4つを取って「DTAP」ですね。

そうやって心の中で、何事も私情で取らない練習を繰り返しました。

時間がある時には、著書の該当ページを音読・録音。その録音した(私製)オーディオブックを聴いて、さらにその内容に耳を傾けて。

そうやって、心の訓練をしました。

そのおかげで、自分で意識してわかる以上に、それがはるかに役に立っている....。そう思います。

人の言葉や振る舞いにいちいち一喜一憂して、僕達はどんなに時間と意識を無駄にしているかわかりませんからね。

ドン・ミゲル・ルイズの教える4つの事。その内のひとつ「何事も私情で取るな」についての記事は、以上で終わります。

ところで僕はこのメルマガの前の方で、この様に書きました。

「何事も私情で取るな」についての記事を始める直前に書きました。

「4つの事を心の習慣にすれば、人生が内も外もガラリと好転する...という事ですが、僕はその内のふたつから特に大きな影響を受けました」と。

影響を受けたそのふたつの内の残ったひとつについて、ここでお話したいと思います。

著者の言葉そのままで言うと、それは「Don't make assumptions」という教えです。

訳せば「憶測するな」という事。

何だ、そんな事...と思ってました。はじめはね。

「それが、何だってんだ?」と。

ところが徐々に徐々に、ジワジワと、その重みがわかって来た。

それはそれは、もうズッシリと。

これは逆に考えて見れば、わかりやすいかも知れません。

僕達の心の中にある情報。その内のどれほど多くが、ただの憶測・推測・想像に過ぎない事か。

聞いただけ。読んだだけ。思っただけ。それが何故か「事実そのもの」という事になってしまう。

著者ドン・ミゲル・ルイズの書いた「推測するな」の章。その説明の言葉は短くて、読んでいてもアッと言う間に終わります。

でもそのメッセージは深くて、ものすごい。

わかるとゾッとする位、すごい。

これ簡単ですから、試しに是非やって見る事をお勧めします。

本当に簡単です。やる事はね。

世の中にあふれている情報の内、確認レベルで事実である事を見る。たったこれだけです。

やって見るとすぐにわかります。

確認レベルで信頼できる情報って、実はほとんどないんですね。

自分自身がれっきとした事実だとみなしている情報だけを見ても、よく考えて見れば何の根拠もなくて疑わしいものがたくさん。

「何事も私情で取るな」と並んで、これはものすごく役に立つ教えです。

ここでちょっと、著者のご紹介。

「The Four Agreements」の著者ドン・ミゲル・ルイズは、メキシコ原住民・ヤキ族の血統です。

その家系は代々が、一族の指導者である「メディシン・マン」です。

この「メディシン・マン」というのは、「賢者」とでも訳せばいいかと思います。

その末裔であるドン・ミゲルは、家系に流れ受け継がれて来た教えよりも近代教育を選びました。

やがて外科医として開業。

けれどもある出来事がきっかけで、精神的な探求に入っていきます。

余り重視していなかった、家系に流れ受け継がれる伝統的な教え。その教えにも改めて心を開きます。

その教えを、現代人にもわかる様な言葉に直した上でアレンジ。

論理づけ肉づけして体系化して、一冊の本にまとめました。

それが、この著書。「The  Four Agreements」です。

僕はこの人、一個人としても好きです。しゃべっているヴィデオなんか、たくさん観ています。

ごく普通の、何でもない感じの人。メキシコに近いサンディエゴで暮らしている僕の周りにも、いくらでも見つけられそうな人です。

その何でもなさそうな彼が、口を開く。執筆する。その出て来る言葉が.....

誰にも真似できない、彼ならではのシャープな切り口と深い洞察。

そこがこの人のすごさなんです。

ドン・ミゲル・ルイズの「The  Four Agreements」。良かったら是非、読んで見て下さいね。

(ただし、日本語版の翻訳の出来がちょっと気になります。これがいいかどうかは、僕自身が日本語版を全然読んでいないのでわかりません)

という訳で、今日のメルマガの記事は「The Four Agreements - その著者ドン・ミゲル・ルイズ」というタイトルでお届けしました。

今日も最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。

それじゃあ、又すぐに書きますね。

どうぞお元気でお過ごし下さい。

さようなら。セイブンでした。

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