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こんにちは。セイブンです。 お元気で過ごしていらっしゃいますでしょうか。 今日のメルマガのテーマ/タイトルは「人間・ ブッダ」です。 ブッダというのは日本語でいうところの「仏」 ですが、宗教の話をするのではありません。 僕は仏教徒じゃな い。仏教の教義なんか知らないし、特に興味がある訳でもありませ んので。 ブッダにはただ、ひとりの人間としてとても魅かれま す。 面白い人、素敵な人だな....と。 ついでに言うと 、僕はキリストという人についてもそうなんですよ。 あくまで も、一対一。ブッダと自分。キリストと自分。個人的。 一対一 が、僕の人間関係の基本姿勢ですから。 相手が「聖人」と呼ば れる様な存在であっても例外ではありません。 今日のメルマガ も徹底してその「一対一」のスタンスで書きますので、その様に読 んで下されば本望です。 ブッダについての僕の感覚は、アメリ カで20年間生活している、その影響が大きいはずです。 アメ リカに住んでいて、英語という言葉を通して伝わって来るブッダの 存在。 それは日本に住んでいて、日本語で伝わって来る「仏様 」とは完全に次元の異なるものです。 ある意味では、もっと真 剣。 アメリカでブッダに関心を向けるのは、そこに生き方を見 出そうとする人です。 より良い生き方、より素晴らしい生き方 がそこにあるんじゃないか...と。 ものすごく、求めている 人です。 国の文化として「アア、仏様はありがたいですネ」と いうのが全然ありませんからね。アメリカには。 それが日本と は完全に違います。 日本は文化それ自体が、ブッダの教えの大 きな影響下にあります。 だから、ワタシ仏教徒なんです... と言えば「アア、それはいい心がけですネ」みたいな感じになる。 でもアメリカで「I’m a Buddhist (私は仏教 徒です)」と言っても、そういう反応は返って来ない。 東洋人 がそう言っているのなら、「何だ、異国の訳のわからん宗教か。マ アこいつの国の事だから、オレには関係ないか」という程度で多く の場合は終わる。 白人がそう言っているのなら「何だって?変 わった人だネ、この人」などと思われかねない。 熱心なキリス ト教徒には、敵視・裏切り者扱いされるでしょうね。 その様に 文化的に相容れない事を承知の上で、ブッダの教えに関心を持つ白 人は、やはり真面目に何かを求めている人だと思います。 そう いう人達が中心になってブッダを学んでいるのが、アメリカです。 日本のそれとは、全然違う。 自由研究...みたいな感じでね 。 僕自身もそんなところから書き始め、書き進めていきたいと 思います。 Eternal Peace(変わらない安らぎ) 。 そう言うんですね。アメリカでは。 ブッダはそれを見つ けたんだ...と。 それは個人の精神の中にあって、自分のも のにする事ができるんだ...と。 僕が関心を持つのも、ここ なんです。 ブッダが見つけたその安らぎというのは、外的な条 件に一切依存していない。 見つけさえすれば、あとはもう永遠 に自分のものなんです。 キリスト教だったら「キリストを信じ れば」永遠の安らぎが得られるんだけど、ブッダの安らぎは完全無 条件。 いい・悪いを言ってるんじゃなくて、違うんだ...と いう事ですね。 通常の世の中であれば、安らぎなんて完全に条 件次第ですよね。 お金がタップリあって...健康にも恵まれ てて...家族もみな元気で...老後の生活の保証もしっかりあ って...あの事も大丈夫で...この事も....。 そりゃ もう、キリがありません。 本当にキリがない。その上そういう 状況を全部揃えたとしても、それが失われる事は絶対ない...と 断言できる理由なんか何にもない。 ブッダ自身も教えた様に、 この宇宙の中で万物は流転し変わり続ける。それが真理なのだ.. .とブッダは言うのです。 でも、もうひとつの真理が「永遠の 安らぎ」。完全無条件の安らぎ。 人間の苦しみは4つに集約さ れるんだけれど、この安らぎはその4つ全部を超えたものなんだ. ..と。 その4つとは、「病気の苦しみ」「別れる苦しみ(悲 しみ)」「死ぬ苦しみ(恐怖)」「老いる苦しみ」。 ブッダは この4つを徹底的に研究して、その解決法を見つけました。 そ れは体系立ったもので、哲学的・精神的にも深みを極めています。 アラン・ワッツという、イギリス人の講演者・著作家がいまし た。 もう死んでしまいましたが、精神論や宗教思想などをわか りやすく解説して人気を博した人です。 この人が実にうまい事 を言っているんですね、ブッダの教えについて。 ブッダの教え は、仏教という宗教として認められている。そしてキリストの教え も又、キリスト教という宗教として認められている。 でも、同 じ宗教同士だから...というだけで、このふたつを対比させて考 える事は不可能だ。 思想として、このふたつは根本的に違うも のなのだから.....。 アラン・ワッツのこの言葉は、事実 その通りであると僕は思います。 そもそもブッダという人は、 「オレは神だ。信心しろ」などという事はひと言も言わなかった人 なんですね。 その全く逆の言葉を一生の最後に残した...と いう話は残っている。 弟子が記録した...という形で。 以下の言葉は、僕がこの様に記憶している...というその内容で す。 この通りに理解しているのだ...と思って下さっても構 いません。 信じるな。信じるな。誰の言う事も信じるな。私の 言う事も信じるな。自分自身さえ信じるな。信じるのではなく、自 身でしっかりと確かめて、理性で納得した事だけを事実として受け 入れるのだ。 「信じるな」とはっきり言っているのだから、通 常の意味での宗教的な教えではあり得ませんよね。 通常の宗教 は「信じなさい」ですからね。すべてがすべてかどうかはわかりま せんが、多くはね。 これは、僕の大好きな言葉です。 物事 の見方・考え方として、これほど的確なものはありませんからね。 ブッダは僕にとって、ヒーロー。 哲理のヒーローです。物 事をしっかりと見極める、その見方を教えてくれる存在。それが彼 です。 同じ人間として、大いに共感もします。僕も「求める人 」だから。 禅の思想も、ベースは仏教。 と言うよりも、禅 自体が仏教の流れのひとつとして存在しています。 それ、わか るんですよね。 ものすごくよくわかる。 ブッダの「物事を 突き詰める」という姿勢が、禅にも流れている。 もちろん僕、 禅も大好きです。 特に、すごく日本的な感じがするからね。 禅って。 元々は中国を通ってインドから来た仏教の一派だった らしいのですが、僕は日本のものとして感じています。 ただ最 初にも書いた様に、僕は仏教徒じゃない。好きは好きですけど。 でも好き嫌いだけで言うなら、キリスト教もヒンドゥー教も好き ですからね、僕。 イスラム教はよくわからないけど、別に否定 はしません。音楽的には大好きです。イスラム音楽。 信じると いう事ではなく、意味を理解して学ぶという事なので、いずれから も学び、理解しています。 まあミーハーなところもあるのかも 知れないんだけど、荘厳な雰囲気がいいですよね、宗教って。 恐いのには近づきませんが(笑)。 そこら辺にある普通っぽい 寺院とか教会・神殿だったら、面白がってノコノコと出かけていき ます。 来訪者だから...というのでコーヒーとドーナツでも 出されれば、ちゃっかり食べて飲んで「それじゃア...」と言っ て帰って来ます(笑)。 マアそれは冗談ですけど。 とにか く精神的な事って大好きなんですよ、宗教も含めて。ある種のスリ ルさえ感じるんですね 話をブッダに戻します。 ブッダの別の 教えに「中道」というのがあります。 英語では「Middle of the way」。 大きく右に外れず、大きく左にも 外れず、ちょうどその真ん中位を歩きなさい...という事ですね 。 これは「イエスなのかノーなのか、常に白黒をはっきりさせ る」という感じの欧米文化の傾向とは、明らかに違います。 で もだからこそ、その「中道」も含むブッダの教えがますます注目さ れているんですよね。 欧米の人達が、これまでの欧米文化のワ クに収まらないものを求めている。違う何かを求めている。 中 道(Middle of the way)のもうひとつの意味は 、バランスよく...という事。 例えば、一方の極は「遊んで ばかり」。反対側の極は、「勉強ばっかり」だとしたら、その真ん 中を取って「よく遊び、よく学ぶ」という事です。 実に簡単で 、わかりやすい。 ブッダの教えた「因果応報」なんかは、誰で も知ってますよね。 物事には必ず原因がある。原因が変われば 結果も変わる...という事です。 同じ事はバイブルにも確か に軽く書いてはありますが、それを徹底的に突き詰めて解明したの は、やはりブッダ。彼が第一人者です。 この様に教えのすべて に理筋が通っていて、科学的な検証にも耐えるほどに理知的である ところから、ブッダの事を「スーパー・サイエンティスト」と呼ん だ人もいます。 並外れた科学者...みたいな感じで。 ネ 。こうやってブッダという人の事をひとつひとつ、改めて考え直し 見直してみると、ドッカリと座って微笑んでいる大仏様とは全く別 の、ひとりの求道者・ブッダの姿が見えて来ませんか? という 訳で、今日のメルマガは「人間・ブッダ」と題して、その題の通り 、ひとりの人間・ブッダについての記事をお届けしました。 メ ルマガを今日も、最後まで読んで下さって本当にありがとうござい ました。 それでは又、すぐに書きますね。 お元気で。さよ うなら。 セイブンでした。
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